日常

「子育てが終わった今、私が見つけた“自分らしさ”|第二の人生のはじめ方」

誰かのために生きた日々が、私を幸せにしてくれた

「今までずっと、誰かのために生きてきた」

子育てがひと段落した今、そんな風にふと思うことがあります。

結婚、出産、育児、仕事…。目の前のことに全力で向き合ってきた日々。

忙しくて、自分のことはいつも後回し。

でも、それがつらかったわけじゃありません。

むしろ、“誰かのため”に生きることで、私は私を保っていたような気がするのです。

その中で、「自分の好きなこと」も少しずつ見つけながら、毎日を必死に走ってきたように思います。

きっと、同じように感じているお母さんも、たくさんいるのではないでしょうか。

でも、ある日ふと時間ができたとき、戸惑いました。

「私、今から何をしたいんだろう?」

子どもが巣立ったあとの、少し不安で、でもどこか自由な時間。

そんな日々の中で、ふと訪れた時間の余白に気づきました。

その時初めて、自分自身と向き合う時間が始まったのかもしれません。

今日は、その中で気づいた「自分らしさ」と、人生の第二章の始まりについてお話ししたいと思います。

あれ? 私って何が好きだったっけ?

子どもが成長し、少しずつ親の手を離れていくと、


それまで止まることなく回っていた日常が、ふと静かになる瞬間がありました。

ふと訪れた時間の余白に、こんな思いが浮かびました。

「私は、これから何をしたらいいんだろう?」

家事も、仕事も、変わらずにある。


けれど、かつてあった“家族のため”という明確な軸が、少しずつ薄れていく中で、


私の心はどこかぽっかりと空いたような気持ちになっていました。

思えば、今までは“家族のため”という大きな目的があったからこそ、頑張れたのだと思います。

それなのに――
“自分のために過ごす時間”が、こんなにも難しいなんて。

自由なはずなのに、何をしたらいいかわからない。


自分のことなのに、自分が見えなくなる。

そんな、不思議な戸惑いが心の中に広がっていました。

「ちょっとやってみよう」がくれた、はじまりの一歩

自分らしく生きるって、どういうことだろう?
そんな迷いの中で、私が始めたのは――
「ちょっとやってみよう」という、小さな気持ちでした。

もちろん、最初は不安もありました。

「今さら始めても遅いんじゃないか」
「まわりに変に思われたらどうしよう」

でも、不思議なことに、そんな一歩が私の気持ちを楽にしてくれるきっかけになりました。

たとえば、気になるオンライン講座に申し込んでみたり、
昔夢中になっていた趣味を思い出してみたり。
SNSで誰かの暮らしをのぞいて、「こんな生き方もいいな」と思ってみたり。

今までなら躊躇していたことにも、少しずつ手を伸ばしてみる。
「ちょっとやってみようかな」と動き出してみる。
そして、「あ、これはちょっと違うかも」と方向転換してみる。

そんな風に、“好き”や“心地よさ”に向き合う時間が、
自分らしさを少しずつ取り戻すきっかけになっていきました。

“小さな一歩”を積み重ねるうちに、次第に心が軽くなり、
自分らしさが少しずつ戻ってきました。

振り返れば、あの子育ての日々を「やり切った」という感覚が、
胸にふわっと芽生えていたのです。

母親 卒業

子育てがちゃんとできたかどうかは、正直わかりません。

でも、今思うのは――「やり切ったな」という感覚です。

不安も迷いもたくさんありましたが、あの時の私なりに全力で向き合ってきました。

それだけは、今の私が胸を張って言えることです。

きっとこれは、私なりの「子育ての卒業」。

そして、ここからは自分自身の時間を歩いていくための、新しいはじまりなのかもしれません。

やり切った実感を胸に、子どもたちの成長と巣立ちを見送りました。

寂しさもありましたが、それはやがて新たな喜びへと変わっていきました。

子どもが巣立ったあとも、寂しさはやがて「喜び」に変わる

子どもが成長して家を離れるのは、やっぱり寂しいものです。
ふとした瞬間に、ぽっかりと心に穴が空いたような気持ちになることもあります。

でも、その寂しさがずっと続くわけではありません。

会える回数は減っても、元気な声を聞いたり、LINEでやり取りをしたり――
そうした“つながり”があるからこそ、

今こうして過ごす「自分だけの時間」が、より大切に感じられるのかもしれません。

かつては、“家族のため”に動いていた毎日。


今は、“自分のため”に過ごす時間を、少しずつ楽しめるようになってきました。

そう感じられるようになった今、
この「自分の時間」をもっと大切にしながら、

これからは、私自身の人生をしっかりと歩んでいきたい――
そんなふうに思っています。

これからは、私の人生を歩いていく

これからは、私の人生を歩いていく。
自分主体で生きる――そんな生き方を、この年齢になってやっと始めました。

毎日が新しい“学び”の連続で、ワクワクするような気持ちを取り戻しています。

「今からじゃ遅いかな」と思うこともありましたが、

やってみればそんな心配は全く無用でした。


むしろ、今だからこそ見える景色や、感じられる喜びがたくさんあると実感しています。

役目は終えたからこそ、これからは自分優先で

子育てという大きな役目は、今、ひと段落ついたのだと思います。

もちろん、子どもに会える時間は今でもとびきり嬉しいし、元気に過ごしている様子を聞くだけでも、ほっとします。

でも、自立して自分の人生を楽しんでいる子どもたちを、あれこれ心配しすぎるより――
これからは、私自身が「自分の人生」を楽しむ番なのかもしれません。

子どもに気持ちを預けすぎるのではなく、
「私の楽しみ」や「心地よさ」を、自分の手で見つけていく。

そんなふうに思えるようになった今、
これからの時間が、少しずつ前向きなものに変わってきた気がしています。

💛 あなたの「自分時間」は、どこから始まりますか?

あなたの「自分時間」は、どこから始まりますか?

子育てを頑張ってきたあなたにも、
これからの人生を “自分のために” 心から楽しんでほしい。

このブログが、その小さな一歩を後押しできたら嬉しいです。

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